ハルク HULK | ちょこっとだけシネマブログ

ハルク HULK

マーヴル・メディア社の名誉会長であり、「スパイダーマン」、「X-MEN」、「デアデビル」などの人気コミックを生み出してきたスタン・リー原作の映画化。放射性物質を浴びて細胞が異常に進化したといういつものパターンです。「グリーン・ディスティニー」のアン・リー監督が、B級的な内容をうまくまとめ上げています。 ジェニファー・コネリーの大きなグレーの瞳が吸い込まれそうなほど綺麗でした。ILMの上級視覚効果スーパーバイザーのデニス・ミューレンが、「スター・ウォーズ・エピソード2」の撮影を途中で降りてまで参加し、実写と見紛う素晴らしいVFXと、フルCGIで作られたハルクの実在感が見事です。特にベティー(ジェニファー・コネリー)と会っている時のハルクの微妙な目の動きや細やかな表情が印象的です。ニック・ノルティの老け顔ぶりにはびっくりです。48時間のタフガイ、 ジャックと同一人物とは思えません・・・。途中ブルース・バナー(エリック・バナ)を輸送するヘリコプターを写す映像が上下2つのフレームに分かれ、上のフレームにいたヘリコプターが境界線を飛び越えて下のフレームに入ってくるという不思議な映像マジックがありました。この部分だけ何回も巻き戻して見ましたが、狐につままれているようです。

実験中の事故で大量のガンマ線を浴びてしまったブルースは、死ぬどころか逆に全身の細胞が活性化しているような感覚を覚える。自らの身体で人体実験 を繰り返していたマッド・サイエンティストの父親デヴィッド・バナーから受け継いだ遺伝子が、放射線を浴びることで目覚め、怒りの感情によって巨大化し、無 限大のパワーを発揮する"超人ハルク"へと変貌していく・・・。

ハルクが戦車や戦闘機と格闘する様子はまるでキングコングのようです。そしてベティーの愛情だけがハルクを鎮めることができるというのが可愛いです。ハルクのはいているパンツはいったいどんな素材なんでしょうねぇ。伸縮率20~30倍はありそう・・・。まぁ巨大化した時に破れてしまってフリチンになってしまったら、コードに引っかかるというのもあるけど・・・。怒りを無限大に解放できたら・・・というのは良識ある一般社会人の叶わぬ夢でもあるので、ハルクが暴れまわっているシーンはスカーっとしてしまいます。むかつく上司にぶち切れそうになった時に観るのがいいかもしれません。同じスタン・リー原作で、9月公開の「ファンタスティック・フォー」も楽しみです。特に久しぶりに観れるジェシカ・アルバ に期待大です。

「ハルク HULK」(2003年)米国
監督:アン・リー 「グリーン・ディスティニー」
原作:スタン・リー&ジャック・カービー
製作総指揮:スタン・リー&ケヴィン・フィージ
出演:エリック・バナ(ブルース・バナー)、ジェニファー・コネリー(ベティー・ロス)、ニック・ノルティ(デヴィッド・バナー)、サム・エリオット(ロス将軍)、ジョシュ・ルーカ ス(タルボット)

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