ハリー・ポッターと賢者の石 | ちょこっとだけシネマブログ

ハリー・ポッターと賢者の石

イギリスのどこかにあるという魔法使いになるための学校に入学した少年少女たちの、不思議いっぱい冒険満載の愛と友情と勇気と感動の物語で、主人公のハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)らが対決する悪い奴らというのは人の心の中の闇に巣食う悪を風刺してあり、子供も大人も楽しめるファンタジーです。映画化の条件として、原作の持つ雰囲気を壊さないようにキャストはほとんどすべてイギリス人、ロケ地もイギリスで、ストーリーは原作を忠実に再現してあり、毎回出てくる様々な魔法の小道具や、なにやら意味ありげな魔法の呪文、W杯まであるというクィディッチという競技、そして秘密の何とかや謎の何とかなどなど、作者のJ.K.ローリングの豊かな想像力と素晴らしいユーモアのセンスにワクワクさせられます。久しぶりに第1作を観ると、ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンが小っちゃくて可愛いです。逆に言うと彼らは今成長期なので、ほんの3年ぐらいの間に驚くほど大きくなったということですね。特におしゃまで口達者なハーマイオニー(エマ・ワトソン)は、ダコタ・ファニングとタメ張れてます。ロン(ルパート・グリント)だけは全然変わらないような気がします。一番年上だからか?意外にもロンとハーマイオニーが将来イイ仲になっていくらしいです。(ありえねェ~・・・) ちなみにダニエル君の誕生日は一昨日(7月23日)です。

赤ん坊の時に両親を亡くしたハリー・ポッターは、引き取られた養父母の家では階段の下の狭苦しい部屋に住まわされ、毎日こき使われ虐待される毎日。しかし、11歳の誕生日に突然家にやってきたハグリッド(ロビー・コルトレーン)から、両親が実は偉大な魔法使いだったことを知らされ、魔法魔術学校ホグワーツへの入学許可証を手渡される。両親を殺した邪悪な魔法使いヴォルデモートはハリーも手にかけようとしたが、ハリーの持つ不思議な力によって退散してしまったという。そのことでハリーは魔法界では知らぬ者のいない有名な存在だった。ホグワーツ特急の中で知り合ったロンやハーマイオニーと共に毎日愉快で不思議な魅力に満ちた寮生活を送るが、やがてホグワーツに秘蔵されている"賢者の石"の秘密を知り、その石を奪おうとする両親の仇ヴォルデモートと対決することになる・・・。

これまで第2作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」、3作「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」が映画化されていて、4作目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」が11月に公開予定です。原作は5作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」、6作「ハリー・ポッターと混血のプリンス」まで刊行されています。第1作が出版された当初はあまり話題にもならず、注目もされなかったのですが、プロデューサーか誰かの娘が「面白い」と言ったことから取り上げられて映画化の話が進み、一気にブレイクして世界中でベストセラーになったそうです。作者のJ.K.ローリング氏は、大学卒業後に結婚、3年後に離婚し、幼い娘を抱えて生活保護を 受けながらコツコツとこの小説を書き上げたそうで、今の成功は「魔法のよう」だと言っています。そして日本で他の大手との競争に勝ち、版権を獲得した静山社という小さな出版社の松岡佑子氏も「ハリー・ポッター」との出会いを「魔法のよう」だったと語っています。夢を見失わずに持ち続けてコツコツと頑張ってきた末に成功をつかんだという素敵なエピソードです。

「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001年)英国
監督:クリス・コロンバス
原作:J.K.ローリング
製作:ディビッド・ヘイマン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター)、エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー)、ルパート・グリント(ロン、ウィーズリー)、リチャード・ハリス(ダンブルド ア校長)、ロビー・コルトレーン(ルビウス・ハグリッド)、マギー・スミス(マクゴナガル副校長)、トム・フェルトン(ドラコ・マルフォイ)、アラン・リックマン(スネイプ先生 )、ワーウィック・デイビス(フリットウィック先生)、ゾーイ・ワナメイカー(フーチ先生)、イアン・ハート(クィレル先生)

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