M:I-2 | ちょこっとだけシネマブログ

M:I-2

前作「ミッション・インポッシブル」がサスペンス・アクションなら、「M:I-2」はアクション・アクションと言った所でしょうか。プラス少しだけラブ・ロマンスが入れてあります。監督がブライアン・デ・パルマからジョン・ウーに代わるとここまで劇的に変わるものかと感心したことを憶えています。オリジナルのテレビ・シリーズは子供の頃に深夜放送でよく観ていました。

まずオープニングのロック・クライミングのシーンで一気に惹きこまれてしまいました。クルーズはスタントなし、ワイヤーを繋いだだけで自ら演じたそうです。そして頂上に登ったイーサン(トム・クルーズ)にヘリコプターからサングラスが落とされ、彼がそれをかけると、「おはよう、ハント君。今回のミッションは・・・」。そして外して放り投げた途端サングラスは爆発!この部分はCMの予告編でも流されましたが、もうむちゃくちゃクールでした。

ストーリーは、「キメラ」という殺人ウィルスとその解毒剤「ベレロフォン」を巡って、IMF(Impossible Mission Force)エージェントのイーサンと、元IMFエージェントのショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)が智謀の限りを尽くして奪い合うというもので、これにウィルスを開発したバイサイト社や、美貌の女泥棒ナイア・ホール(タンディ・ニュートン)が絡んできます。このタンディ・ニュートンがとてもエキゾチックな美人で、英国人の父とジンバブエ人の母を持ち、クルーズとは「インタビュー・ウィズ・バンパイア」 でも共演しています。そして私のお気に入りである凄腕のハッカー、ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)も出ています。あのごつい身体とごつい指でアップル・ノートを自在に操り、イーサンをバックアップする姿がこれまた実にクールです。スロー・モーションでイーサンとナイアの車がスピンするシーンや、オートバイをブレーキ・ターンさせながら銃を撃つシーンなどは、さすがにジョン・ウーの映画という感じです。ただ、オートバイが砂浜に入ったところで、何故かタイヤがそれまでのオン・ロード用からブロック・パターンに替わっていたのには笑いました。プロのスタントマンでもロード用のタイヤを履いたオートバイを砂浜で操るのは無理のようです。最後はイーサンとショーンの殴り合いになるのですが、もう2人には任務とかウィルスとかどうでもよくて、鞘当てを競うただの2人の男に見えました。やはり男にとって一番手に入れたいのは、イイ女なのかもしれません。

「M:I-2」(2000年)
監督:ジョン・ウー 「男たちの挽歌」「ブロークン・アロー」「フェイス・オフ」「ウィンド・トーカーズ」
出演:トム・クルーズ(イーサン・ハント)、ダグレイ・スコット(ショーン・アンブローズ)、タンディ・ニュートン(ナイア・ホール)、ヴィング・レイムス(ルーサー・スティッケル)、リチャード・ロックスバーグ(ヒュー・スタンプ)、ジョン・ポルソン(ビリー・ベアード)ブレンダン・グリーソン(マックロイ)、レイド・セルベッジア(Dr.ネロルヴィッチ)

M:I-2 ミッション:インポッシブル2

ミッ
ション:インポッシブル


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